2026/09/20 00:00


こんにちは。
TAKARABAKO88の森田です。

今日は、新しく制作したジュエリーボックスのお話です。

今回使ったのは、婚礼用として織られた西陣織の生地。

松と桜が描かれ、その背景には金色の亀甲文様が広がっています。

着物の生地は、本当に眺めていて飽きません。

華やかな柄の中にも、細かな織りや色の重なりがあって、見るたびに新しい発見があります。

今回の生地も、布を広げながら「どこをジュエリーボックスの蓋に使おうかな」と考える時間が楽しい一枚でした。

松は長寿や生命力、亀甲は長寿や繁栄を願う吉祥文様として、昔から着物などに使われてきました。

そこに桜が加わり、婚礼用らしい華やかさのある布になっています。

ちなみに、婚礼用として織られた生地には、実際に婚礼衣装として使われたものだけでなく、見本として織られたものなどもあります。

どちらにしても、特別な日のために生まれた美しい布です。


私は以前テキスタイルの仕事をしていたこともあり、昔から美しい布を見るのが好きです。

着物や帯などを見ていると、「こんなにきれいな布なのに、もう使われないのはもったいないな」と思うことがあります。

だからこそ、形を変えて、もう一度日常の中で使ってもらえたら。

今回も、そんな思いでジュエリーボックスに仕立てました。

蓋を開けるたびに松や桜が目に入り、お気に入りのジュエリーを選ぶ時間も少し楽しくなる。

使わないときには、部屋の中で布の美しさを眺めて楽しむ。

そんな小さな宝箱になってくれたら嬉しいです。

美しい西陣織の布が、これからまた誰かの暮らしの中で、長く使われますように。