2026/09/11 00:00


少し前になりますが、とても素敵な布に出会いました。

それは、婚礼衣装として使われていた西陣織。

華やかな婚礼衣装のために織られた布なので、やはり普通の着物とは少し違います。

柄も色も大胆で、色の重なりも美しい。

そして、そこに描かれていたのが「おしどり」でした。

おしどりというと、「おしどり夫婦」という言葉を思い浮かべる方も多いと思います。

実際におしどりは、昔から仲睦まじい夫婦の象徴として、婚礼衣装などにも使われてきた吉祥文様のひとつだそうです。

今回のジュエリーボックスには、そのおしどりが一羽、蓋の上に入るように仕立てました。

一枚の布の中から、どこを使うか。

これが、帯や着物などの布を使ってものを作る時の、ちょっとした楽しみでもあります。

柄を全部きれいに見せればよいというわけではなく、どこを切り取ると一番素敵に見えるのか。

布を広げて、少し離れて眺めてみたり、向きを変えてみたり。

今回は、一羽のおしどりがちょうどよく収まる場所を選びました。


昔の美しい布を、しまっておくだけではなく、今の暮らしの中でもう一度楽しんでもらう。

これからも、そんな布との出会いがあれば、少しずつ形にしていきたいと思います。

こちらのおしどりのジュエリーボックスは、オンラインショップに掲載しています。

気になる方は、ぜひ布の表情もじっくりご覧になってみてください。