2026/09/10 00:00
実は、7月から子供向けのアトリエ教室で講師を始めました。
3歳から小学生くらいまでの子供たちと一緒に、絵を描いたり、素材に触れたり、いろいろなものを作ったりしています。
もともと私は美術大学で染織を学び、長くテキスタイルデザイナーとして仕事をしてきたので、こうして子供たちと一緒にものを作る時間は、とても新鮮です。
そして何より……
子供たちの発想って、本当に自由!
毎回驚かされています。
授業を考えるときには、
「これをやったら面白そう」
「この素材を使ったら、こんな作品になるかな?」
と、いろいろ想像しながら準備をします。
実際に自分でもサンプルを作ってみる。
これが結構大変です。
材料を用意して、試してみて、時間を計ってみて。
「ここは難しすぎるかな」
「もう少し自由にしたほうがいいかな」
「これだと簡単すぎるかな」
などと考えていると、あっという間に時間が過ぎていきます。
でも、これがまた楽しい。
気がつくと夢中になってサンプルを作っています。
考えてみると、子供アトリエの準備は、TAKARABAKO88の商品開発と少し似ています。
頭の中では、
「これは絶対に面白い!」
と思っていたアイデアが、実際にやってみると、
「あれ?思ったほど面白くない……」
ということがあります。
逆に、
「これはちょっと地味かな」
と思っていたものが、子供たちには大人気だったりする。
「え?そこが気に入ったの?」
と、こちらがびっくりすることもあります。
こちらが用意した「正解」なんて、あっという間に飛び越えていってしまう。
それが、とても面白いのです。
大人になると、
「こうしたほうがきれい」
「これはこう使うもの」
「この形にしたほうが完成度が高い」
と、知らないうちに答えを決めてしまいます。
でも、子供たちは違う。
思いもよらない色を組み合わせたり、素材を全然違う使い方をしたり。
「なるほど、そういう見方があるのか!」
と、私のほうが教えてもらうこともたくさんあります。
自由に作るって、こういうことなんだな、と改めて感じています。
子供アトリエの講師を始めて、まだ数か月。
指導内容を考えたり、サンプルを作ったりするのはなかなか大変ですが、それ以上に、自分自身が刺激をもらっています。
子供たちの自由な発想を見ていると、
「もっと自由に考えていいんだな」
と思える。
これは、きっとTAKARABAKO88のものづくりにもつながっていく気がします。
商品開発も、アトリエの授業も、実際にやってみないと分からない。
失敗したり、予定通りにいかなかったり。
でも、そこから思いがけないものが生まれることもある。
ものづくりって、やっぱり面白いです。
子供たちからもらったたくさんの刺激を力に変えて、これからもTAKARABAKO88の創作を続けていきたいと思います。
さて、次のアトリエでは何をしようかな。
子供たちの「えっ、そうなるの!?」に出会えるのを、今から楽しみにしています。