2026/08/25 00:00

TAKARABAKO88を本格的に始めて、もうすぐ3年になります。

ここまで続けてこられたことは、自分でもよく頑張ったなと思います。

でも、ものづくりを続けるというのは、思っていた以上に難しい。

今日は、そんなお話です。

また、材料が廃盤になりました。

TAKARABAKO88のジュエリーボックスは、木製の箱に美しい布を組み合わせて制作しています。

私はもともとテキスタイルデザイナーだったので、「この布を使ってジュエリーボックスにしたら素敵だな」と思うところから商品を考えることが多いのですが、商品が少しずつ売れるようになってくると、何度も同じ壁にぶつかってきました。

メーカーさんから、

「こちらの材料は廃盤になります」

という連絡が来るのです。

これまでにも何度あったことか。

そのたびに新しいメーカーさんを探して、似たものを探して、サンプルを取り寄せて、実際に組み合わせてみて……。

せっかく気に入ってくださったお客様がいる商品なのに、材料がなくなって作れなくなる。

これは、ものを作って販売する側にとって、なかなかつらいことです。

そして今回も、また。

現在、ジュエリーボックスに使っている木製の本体が廃盤になるという連絡がありました。

「またか……」と思いました。

正直、もう限界かもしれない。

そんな気持ちにもなりました。

だったら、自力で作るしかない。

何度も考えた末に、今、国内の工房さんと一緒に、完全オリジナルの木製ジュエリーボックスを作ることに挑戦しています。

できれば小ロットから相談できて、長くお付き合いのできる工房さんと出会いたい。

TAKARABAKO88のためだけに作る、オリジナルのジュエリーボックス。

そんなものができたら、きっと今までとは違うものづくりができると思っています。

とはいえ、簡単ではありません。

私は木工のプロではありません。

木材のこと、加工方法のこと、構造のこと。

分からないことがたくさんあります。

問い合わせをしても、なかなか話を聞いてもらえないこともあります。

小さなブランドで、しかも小ロット。

工房さんからすれば、決して効率のいい仕事ではないのだろうなと思います。

それでも、探すしかありません。

TAKARABAKO88を細く長く続けるために。

私は、TAKARABAKO88をものすごく大きなブランドにしたい、というよりも、

「長く続いていくブランド」にしたい

と思っています。

美しい布を見つけて、これは素敵だなと思い、ジュエリーボックスに仕立てる。

誰かがそれを見つけて、「これ、好き」と思ってくださる。

そんな小さな循環を、できるだけ長く続けていきたい。

だからこそ、材料が廃盤になるたびに、その場しのぎで別の商品を探すのではなく、そろそろ根本から考え直す時期なのだと思っています。

今回の国内生産によるオリジナルジュエリーボックスづくりは、TAKARABAKO88にとって大きな挑戦です。

そして、もしかすると、この先も続けていけるかどうかを決める大きな分岐点になるかもしれません。

年内には、なんとか形にしたい。

うまくいくかどうかは、まだ分かりません。

でも、ここまで続けてきたからには、もう一度だけ、腹を決めてやってみようと思っています。

ものづくりって、本当に難しい。

でも、難しいからこそ、できあがったときの喜びも大きいのだと思います。

いつかこのブログを読み返して、

「あのとき、あんなに大変だったな」

と笑える日が来たらいいなと思っています。

国内の小さな工房で、TAKARABAKO88だけの木製ジュエリーボックスが作れる日を目指して。

もう少し、頑張ってみます。