2026/06/08 10:14
昨日、とても寂しいニュースを目にしました。
フランスの老舗手芸店「ラ・ドログリー(La Droguerie)」が、50年の歴史に幕を下ろすそうです。
手芸やものづくりがお好きな方なら、一度は耳にしたことがあるお店ではないでしょうか。
私自身、日本のお店だけでなく、以前フランス・パリの本店を訪れたことがあります。
店内に一歩足を踏み入れると、色とりどりのボタンやリボン、ビーズ、毛糸が美しく並び、まるで宝箱の中に入り込んだような気持ちになりました。
「こんな見せ方があるんだ」
「こんな組み合わせができるんだ」
と、たくさんの刺激を受けたことを今でも覚えています。
単に材料を売るだけではなく、「ものづくりの楽しさ」そのものを提案してくれる場所でした。
そんなラ・ドログリーが閉店する。
時代の流れとはいえ、とても寂しく感じています。
最近は手芸店だけでなく、長年愛されてきた専門店や老舗のお店が次々と姿を消しています。
ネットで何でも買える便利な時代になった一方で、実際に足を運び、手に取り、店主さんやスタッフさんと会話をしながら買い物をする機会は少なくなりました。
お店を続けることは決して簡単なことではありません。
材料費の高騰や人件費の上昇、ライフスタイルの変化。
どんなに素敵なお店でも、その波から逃れることは難しいのだと思います。
だからこそ、このニュースを他人事としてではなく、自分自身のこととして受け止めています。
TAKARABAKO88も小さなブランドですが、お客様に喜んでいただける商品を作り続けられるよう、改めて一つひとつの商品と向き合っていきたいと思いました。
流行を追うだけではなく、
「大切なものをしまう場所」
「贈る人の気持ちを伝えるもの」
そんな価値を感じていただける作品を作っていきたいと思います。
ラ・ドログリーから受けたたくさんの刺激と感動に感謝しながら…
長く愛されるお店がまた一つなくなってしまったことは本当に残念ですが、その想いはきっと多くの作り手の中に残り続けるのではないでしょうか。