2026/05/24 00:00

先日、茶道教室でお世話になっていた先生が亡くなられました。

私が通い始めたのは、ほんのつい最近のこと。
先生は79歳で、
「90歳まではお教室を続けるからね」と、
穏やかに笑っていらっしゃったのが印象に残っています。

「お免状まではあげられないかもしれないけれど、
茶道は奥が深いから、長く楽しめるわよ」

そう言ってくださった言葉が、今も心に残っています。

けれど先生は、その後81歳で、
突然この世を去られてしまいました。

たくさんのお弟子さんに囲まれていらした先生。
私はまだ通い始めたばかりで、
お葬式に伺うことも、どこかためらいがありました。

それでも、先生のお宅から一番近くに住んでいたのは私でした。

入院されたと聞いたとき、
軽い気持ちでお見舞いに行こうと思ったのですが、
「来ないでほしい」とご連絡をいただき、
そのまま時間が過ぎてしまいました。

また元気になられたら、
改めてお会いしに行けばいい——
そんなふうに思っていたのです。

でも今になって、
やはり一度、お顔を見に伺えばよかったのではないかと、
考えてしまいます。

寂しさと、少しの後悔と。

そして何より、
もっと教えていただきたかったという気持ちが残っています。


先生から教わった時間は短いものでしたが、
その中にあった言葉や空気を、
これからも大切にしていきたいと思います。