2026/05/15 00:00

私が制作している木製ジュエリーボックスは、
本体部分を工場で作っていただいたものを仕入れています。

素材は、天然の木。

そのため、ひとつとして同じものはなく、
木目の出方も、色の濃淡もそれぞれ違います。

同じ木から取れたものでも、
部位によって色が変わることもあり、
蓋と本体で、角度によって少し色の見え方が違う——
そんな個体も存在します。

頭では「それが天然素材の良さ」と分かっていながら、
いざジュエリーボックスとしてお届けするとなると、
どこまでを“美しい”とするのか、日々迷うことがあります。

このままお届けしていいのか。
それとも見送るべきなのか。

工場の方とも何度もやり取りを重ねながら、
どこまでを許容範囲とするのか、
自分の中でもずっと模索しています。


もし、色味や木目を完全に揃えるとしたら、
選別や加工の工程が増え、
価格は今の倍以上になってしまうかもしれません。

それでも「整った美しさ」を選ぶのか、
それとも「自然がつくる個性」として受け入れるのか。

どちらが正しいということではなく、
どちらを大切にしたいのかという選択なのだと思います。

もしよろしければ、
こういった天然木の個体差について、
皆さまがどのように感じられるのか、
ご意見をお聞かせいただけたら嬉しいです。

これからのものづくりの指針として、
大切に受け止めていきたいと思っています。