2026/04/16 00:00
こんにちは。TAKARABAKO88の森田です。
今日は、少し特別なご縁から生まれたジュエリーボックスのお話を書こうと思います。
千葉県山武郡で120年続く呉服屋さん「丸屋」さんが、スレッズで「使われずに眠っている反物を活かしてくれる人を探しています」と投稿されているのを拝見しました。
その言葉に強く惹かれて、思い切ってご連絡をさせていただいたところ、ありがたいことに快く受け入れていただき、今回こうして制作に関わらせていただくことになりました。
お預かりしたのは、ろうけつ染めの絹の反物。
「茜さす」という言葉がぴったりくるような、太陽の様な色合いと、どこか現代的な雰囲気を感じるとても素敵なデザインの着物でした。
ただ、実際の制作は思っていた以上に難しく、手染めの絹であるがゆえにシミも多く、使える部分を探すのにとても苦労しました。

どこを切り取っても美しいのに、そのままでは使えない。
何度も配置を変えながら、ようやく納得のいく形に辿り着いた時は、少しほっとした気持ちになりました。
今回は、あえて和の雰囲気に寄せすぎないようにしたいと思い、ヨーロッパの大ぶりのビーズを合わせています。
異なる要素を組み合わせることで、日常の中にもすっと馴染む、少しモダンなジュエリーボックスに仕上がりました。
こうして完成した一点は、ただの収納箱というよりも、その布が持っていた時間や背景ごと受け止める「箱」になったように感じています。
反物のまま残っているものや、シミがあって着ることができなくなってしまった着物、捨てることはできないけれど使い道に悩んでいる布。
そういったものを、このまましまっておくのではなく、これからも使える形に変えていくという選択も、きっとあるのだと思います。
TAKARABAKO88では、お手持ちの着物や反物、スカーフなどをお預かりし、ジュエリーボックスに仕立てています。サイズは2タイプからお選びいただけます。
もしご自宅に、使えないけれど手放せないものがありましたら、一度ご相談いただけたら嬉しいです。
今回のご縁に、心から感謝を込めて。
TAKARABAKO88 店主