2026/03/30 00:00
こんにちは。
TAKARABAKO88の森田です。
前回ご紹介した、七五三の着物でお作りした宝箱。
今日は、そのお着物に描かれていた模様のお話を少し。
お着物には、とても華やかな文様が描かれていました。
まず目に入ったのは、「御所車(ごしょぐるま)」。
御所車は、昔、貴族など限られた人しか使うことができなかったことから、
富や華やかさの象徴とされています。
そして、どこまでも車輪が回り続けることから、
永遠を連想させる、とても縁起の良い文様でもあります。
さらに、車に飾られているものが花になると、
「花車(はなぐるま)」という文様になります。
今回のお着物は、まさにその花車の印象。
とても華やかで、見ているだけで心が明るくなるような柄でした。
花車の意味は、
「幸せがあふれる」。
ご息女へ贈られる宝箱に、
これ以上ぴったりな意味はないのではないでしょうか。
そして、もうひとつ印象的だったのが、鳥のモチーフ。
おそらく「福良雀(ふくらすずめ)」ではないかと思います。
福良雀は冬の鳥で、
豊かさ、健康、無病息災、家内安全を表す縁起の良い文様です。
鳥の柄には、
「子どもが将来、力強く羽ばたき、幸せな人生を送れますように」
という親の願いが込められています。

改めて模様の意味を知ると、
このお着物には、どれほどたくさんの想いが詰まっていたのだろうと感じます。
親の気持ちが込められた七五三の着物。
その意味を知りながら宝箱へと仕立てることで、
より一層、特別なものになりました。
柄には、ちゃんと意味がある。
そして、その意味は、ちゃんと未来へつながっていく。
七五三の着物リメイクは、
形を変えるだけではなく、
願いを受け継ぐことなのかもしれません。