テキスタイルデザイナーを18年していたので、
一点物のジュエリーボックスを作るとき、
まず最初に心を奪われるのは、やはり生地です。
今回使ったのは、
ヨーロッパの高級インポート生地。
糸の密度がとても高く、
近くで見るほど、その美しさが伝わってきます。

刺繍は、ただ華やかなだけではなく、
しっかりとした重みと奥行きがあり、
触れると、手仕事ならではの存在感を感じます。
色使いも、日本ではなかなか見かけない配色で、ロマンチックな雰囲気。
宝物をしまう箱だからこそ、
生地そのものが主役になるようなものを選びました。
組み合わせたヴィンテージブローチは、
イタリアやスペインの工芸品だそうです。
細かな装飾やバランスの取り方に、
南ヨーロッパらしい美意識を感じます。

古いもの同士ですが、
生まれた場所も、時間も違うものが、
ひとつの箱の上で出会う。
そこに、少し特別な物語が生まれる気がしています。
この生地で作れるジュエリーボックスは、
あと3点分ほど。
同じ生地でも、
ブローチや配置が変わると、
まったく違う表情になります。
もし気になる方がいらっしゃいましたら、
どうぞお気軽にお問い合わせください。
生地がなくなり次第、
このシリーズは終了となります。
一点物だからこそ、
出会いのタイミングを大切にしていただけたら嬉しいです。