2025/10/24 12:00
先日、新国立美術館で開催されている
ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧 を見てきました。
平日の朝一番に訪れたこともあり、比較的すいていて、
自分のペースでゆっくりと作品と向き合うことができました。
館内の静けさと展示の緻密な色彩が、
まるで時間をゆっくり溶かすような心地よさでした。
色の組み合わせ、遊び心、技巧の緻密さ――
一つひとつの展示に、目も心も奪われました。
「このレベルに達するには、一生無理だなぁ」
と思いながらも、眼福の時間を存分に味わいました。
色彩の妙を体感することで、改めて感じたことがあります。
それは、心のときめきの大切さです。
ものづくりは、技術や知識だけでは形になりません。
心が動く、心がときめく瞬間があるからこそ、作品に息が宿ります。
私が制作するTAKARABAKO88のジュエリーボックスや布も、
手に取った方が小さなときめきを感じられるよう、
色や質感、形のひとつひとつを丁寧に選んでいます。
美術館で体感した色彩や遊び心は、
そのまま私の中で作品づくりの感覚として生きているのです。
(多分・・・そう願っている・・・!!!!(笑))
展示を見て感じた心のときめきは、
日常の小さな幸せにつながるものだと思います。
手に馴染む素材や、心地よい形。
ちょっとした彩りや遊び心。
そんな細部へのこだわりを積み重ねることで、
作品を手に取る方の日常に、小さなときめきを届けられたら――
それが私の願いです。
TAKARABAKO88 デザイナー 森田