2025/06/04 15:20
こんにちは。
TAKARABAKO88 森田です。
本日は、私がヴィンテージブローチをリメイクしてジュエリーボックスに使っている理由について、少しお話ししたいと思います。
この取り組みを始めたきっかけは、サスティナブルな視点でした。
廃棄される運命にあったヴィンテージのアクセサリーに新たな命を吹き込み、
再び誰かの手元で輝く存在にできたら…そんな思いが出発点です。
けれど、実際に手に取るたびに、ただ「エコ」なだけではない、ヴィンテージの魅力にどんどん惹かれていきました。
現代のアクセサリーと、ヴィンテージのブローチ
今の時代にも、美しいアクセサリーはたくさんあります。
洗練されたデザインや、機能性を兼ね備えたアイテムも多く、量産品であるからこその手軽さや手に入れやすさもあります。
一方で、ヴィンテージのブローチには「もう誰も持っていないかもしれない」という、
“時間”が織り込まれた価値があります。
現行品は在庫がある限り、必要なだけ作られ、必要なだけ売られます。
でも、ヴィンテージブローチは今その瞬間に世界で誰が持っているのか、数えられるほどしか存在していないかもしれない。
その唯一無二の存在感が、私にとっては大きな魅力です。
ヴィンテージの中には、現代のアクセサリーのように実用的ではないものもあります。
大きすぎたり、現代の服に合わなかったり、ピンが止めにくかったり…。
でも、そこにもまた惹かれてしまうのです。
少し不便、でもだからこそ美しい。
人間味があるというか、完璧じゃないところが、長く大切にされてきた時間の重みを感じさせてくれます。
リメイクで、世界にひとつのジュエリーボックスへ
そんなヴィンテージブローチを、インポート生地と組み合わせてジュエリーボックスにリメイクしています。
箱そのものはシンプルで使いやすい設計ですが、ブローチの表情でひとつひとつ違う個性が出るのが魅力です。
しかもリメイクすることで、世界にひとつだけのジュエリーボックスになります。
「他の人とはかぶらないものが欲しい」「ちょっと特別な贈り物を探している」
そんな方にも、とても喜んでいただいています。
今後も、素敵なヴィンテージとの出会いがあるたびに、少しずつ制作していきたいと思っています。
同じものはもう作れないからこそ、一期一会の出会いを楽しんでいただけたら嬉しいです。